駆ける馬
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No.285
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だが・・・ 皇帝がいた。 馬群中央を突破したシンボリルドルフは、並ぶ間も無くミスターシービーとスズカコバンを差し切る。 その切れ味鋭さに、ミスターシービーもここまでだった。 そして抜き去り先頭に立ち、ここから独走・・・ 同じく追い上げてきたサクラガイセンだったが、その差は縮まるどころか少しずつ開いていく。 これぞ皇帝の独壇場。 残り100m・・・ 勝利を疑うものはいなかった。 だが、そんなスタンド前を一頭の巨体が躍り出る。 大外から巨体を唸らせながら駆け上がるその馬は・・・ シロノライデンだった。 並いる馬を豪快に抜き去り、ルドルフに迫っていく。 残り50m・・・ 逃げるルドルフ、追うライデン。 その差は一馬身。 更にグイグイと伸びていき、その差が詰まっていく。 そして・・・2頭が並んでゴールイン。 澪の頭が項垂れる。 後少し・・・後少し・・・ 後少しが届かなかったのだ。 「・・・位置取りやったな」 ドカッと座り込んだ仁藤がため息混じりに言う。 大外を回ったロスが無ければあわやと言う所まで来た。 だがやはり、シンボリルドルフは強かったと言うしか無い。
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