駆ける馬
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No.283
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勝負所の攻防にスタンドからはどよめき・・・ だが、そのどよめきを起こしたのは、ミスターシービーだった。 澪も後ろからそれを見ていた。 ミスターシービーの鞍上の手が動いたのを。 待ってましたとばかりに加速していくシービー。 それはかつての菊花賞を彷彿とさせるような禁じ手・・・ 淀の坂を高速で上り下りしていったのだ。 仕掛けてきた・・・ 澪の背中が泡立つ。 去年の澪ならここでシービーを捕まえに行ったかもしれない。 だが、澪は動かなかった。 シロノライデンも行くなら行けよとばかりにシービーの加速を見送る。 そして4コーナーでは既にシービーとスズカコバンが先頭争い。 ルドルフや有力馬が後ろに控えたまま直線へ向いていく。 各馬大きく広がった直線。 後ろの馬が先頭を捕まえようと猛追していく中、ミスターシービーが先頭に立った。 スタンドは割れんばかりの絶叫。 恐らくこれが皇帝を打ち負かさんとシービー陣営が繰り出した秘策であったのだろう。
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