駆ける馬
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No.277
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それ以外にも、サクラガイセン、シンブラウン、ゴールドウェイ、メジロモンスニー、ホッカイペガサス、スズカコバンと名うてのステイヤー達が集まってきた。 スピード化の波が押し寄せても、天皇賞は特別なレースなのだ。 全ての陣営の意気込みが違う。 調教終わりのシロノライデンの鞍上で澪が一息つく。 逸る気持ちを抑えるのが大変だった。 特に坂路コースが出来てシロノライデンをここで調教するようになってから特に、馬自身が走りたがっているだけに澪が気持ちを抑えないとオーバーペースとなる。 トラックコースだと余り走りたがっていなかった馬なのに不思議なものである。 「お疲れ様」 寛子が手綱を取りながら澪に声をかける。 やはり天皇賞直前となって、馬も澪もイレ込み気味だ。 「どうしよう・・・気持ちが抑えられないかも・・・」 「ふふ・・・彼は澪ちゃんを初めて女にしたのだからねぇ」 澪の頬が赤くなるのを見ながら寛子は困ったものねと呟く。 彼とは勿論、シンボリルドルフの事。 澪も成長したが、あの衝撃は中々忘れられないし、まだ心と身体に刻まれているようだった。
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