駆ける馬
-削除/修正-
処理を選択してください
No.222
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
本馬場に出てもシロノライデンの手応えは抜群だった。 むしろ調子良過ぎてここが本番じゃないのよと澪も苦笑するぐらいだった。 返し馬から待避所に行っても落ち着き払ったシロノライデンに貫禄すら感じていた。 ゲート入りも苦手ではないシロノライデンはスムーズに入り出走を待つ。 スタートはスターライトブルーとは正反対にゼロダッシュを苦手とする為にゆっくり。 今回もじっくりと最後方からの競馬だ。 前年からのレース改変で長距離レースが大幅に減った中央競馬。 伝統の天皇賞まで距離短縮されて近代競馬に必須と言われるスピードを重視するようになった事で、長距離戦における騎手の経験と言うのが更に重要になった。 まだ長距離戦までスピード化の波は押し寄せずステイヤー天国ではあるが、そんな中でも馬のスタミナを温存させるのは騎手の腕前次第の所がある。 そして、それが勝負を分ける大きな要因となる事が多い。 だが、このレース改変で若手に長距離戦を経験する機会が極端に減ったのである。 そんな中で澪はシロノライデンのお陰で貴重な経験ができていると言える。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
スポーツ
>
駆ける馬
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説