駆ける馬
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No.1986
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その有馬記念。 パドックをトボトボと歩くオグリキャップ。 元から煩い馬では無かったが、この秋頃から歩き方すら元気が無くなっていた。 それ故か、パドックの様子からも『オグリキャップは既に終わった』と言い残念がる声が多かった。 だが、大きいお腹で観戦に来た澪は全く違った感想を持っていた。 「随分力強いわね・・・これは面白いわ」 彼女のその感想は厩務員も感じていた。 普段のオグリキャップは2人で引かねばならない程力強い馬だったが、その力強さが戻ってきていたのだ。 「久しぶりに腕が痛いわな」 「これは・・・ひょっとして・・・ひょっとするで・・・」 厩務員達もオグリキャップの回復を感じていたのだ。 だが、それは全盛期の力からは程遠いのだ。 そんなオグリキャップに悠が跨る。 感じるのは春の安田記念程では無いと言う感覚・・・ 「悠くん、どやろか?」 「8割の出来でも勝てる力のある馬ですよ・・・彼は」 往年の力は無いだろうが、悠は澪が『勝てる』と言う言葉の意味も噛み締めていた。 確かに、これなら・・・可能性は大いにある。
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