駆ける馬
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No.1970
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だが、アクアパッツァは止まらない。 悠の想像を超える粘り腰だった。 「まだいける!まだいけるよ君は!」 そう言い追うエイミーに応えるようにアクアパッツァは力強く走っていた。 闘争心を面に出すディザイアと違い、アクアパッツァは穏やかで荒ぶる所が無いと言われる馬だ。 だが、エイミーは彼女に眠るレースに対する闘争心を見出していた。 故に先行抜け出しの優等生的なレースよりも、果敢に逃げた方が持ち味が出せるとも感じていた。 この辺りの豊かな感性がエイミーの持ち味であり、あのサンデーサイレンスを御せたのもその辺りであるのだ。 逆に悠は、エイミーに紙一重だが及ばぬのを感じてしまっていた。 若手の中では天才と呼ばれ、国内では敵なしに見えた悠だが、世界は広い・・・ しかも同年代とは言え、エイミーはアメリカのダービージョッキーなのだ。 その紙一重の差の大きさを思い知った気分だった。 しかも以前にそんな差を感じたのが澪・・・ 彼女にも超えれぬ壁を感じた事があった。
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