駆ける馬
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No.1952
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大沢慶一郎は人気競馬解説者として名を馳せていた。だが89年に腎臓摘出手術を受けた後に、相当気持ちが落ち込み、もう引退かと言われていた時期があった。 そんな中で『もう競馬を見られるかどうか分からない』と考えていた頃、ライアンが勝った弥生賞を見たことで『もういっぺん競馬をやりたいなって気になった』と言う。 ライアンの父アンバーシャダイは大沢の気に入っていた馬であった。 大沢は馬格が貧弱ながら第一線で活躍していたアンバーシャダイを常に気に掛けて応援してきた。 その父に瓜二つで、なおかつ父が持っていなかった立派な体格を備えていたメジロライアンを『アンバーシャダイの理想型』と見ていた。 更にに落ち込んだ時に奮い立たせてくれたライアンは、大沢にとって特別な馬となっていた。 『やっぱり、何て言うかな・・・僕にはライアンが切り離せないんだなあ』と菊花賞の敗戦後にも語っていた程だ。 そして、牡馬クラシックが終わり、いよいよ古馬の頂点を決める戦いが始まる。 全ての競馬ファンの注目は宝塚記念以来の出走となるオグリキャップだった。
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