駆ける馬
-削除/修正-
処理を選択してください
No.1938
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
少しため息の混じる樹里。 それを微笑んで見ていたのは、マルベリー伯爵夫人キャサリンだ。 「2度目の貴女の挑戦は、嘲笑ではなく感嘆で迎えられていますよ」 彼女の言う通り、ラモーヌ以前は勝負にもならなかったのでわざわざ来なくてもと言う感じで現地では見られていた。 だが、ラモーヌの健闘で流れは変わり、日本ではまだ駆け出しと言っていい樹里と言うオーナーは、日本のトップオーナーであると言う認識をこちらではされるようになってきていた。 故に一定の敬意を持って見られていたし、クリークの健闘もこれぐらいやれるだろうと評価もされていた。 それは樹里だけでない。 やや呆然とした悠に声をかけたのは欧州の若き天才ランブランカ・デットリー。 ナイスファイトと馬上から声をかける彼に、少し戸惑いながらも覚えたての英語で返す悠。 悠と同年代がこんな大レースに乗っている事に驚きと親近感を覚えてしまう。 ブランキーの愛称で親しまれる彼は、イタリア出身の騎手一家に生まれた。 早くから頭角を表してイギリスを主戦場に活躍。 今年まだ十代にも関わらずG1を制覇した次代のスターである。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
スポーツ
>
駆ける馬
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説