駆ける馬
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No.1932
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偽りの直線と言われるこの部分は、いくらロンシャンの経験が薄くても人間ならまず騙されない。 騙されるとすれば、むしろ馬の方なのだ。 馬は賢い生き物である。 大概の競走馬はレースと言う概念を理解すると言われる。 賢い馬であればレースのやり方すら覚える。 故にそれこそが落とし穴になるのだ。 春の天皇賞でもある事だが、一周目のスタンド前でゴールと誤解する馬もいる。 それは賢いが故の弊害だが、同じようにこのロンシャンのフォルスストレートでもありうる訳だ。 ここを最終直線と勘違いし、加速しようとする・・・ だが、当然ゴールまでは遠く、届く前に力尽きる訳だ。 澪もラモーヌで凱旋門賞を経験していたが、前走のフォア賞でラモーヌは押し切ってしまったので、当の凱旋門賞ではここで行きたがってスタミナロスしてしまっていた。 その経験は澪から悠に引き継がれているが、実際乗ってみるとこのフォルスストレートは曲者だ。 クリークもフォア賞で賢い故に少し引っ掛かりはしたが、そこからかなり我慢させた。 それを覚えているのか、今回は反応が薄い。
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