駆ける馬
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No.1888
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┗匿名さん
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だがやはり、走らせていて重さを感じる。 発汗も目立っていたし、いつものキレが鈍っていてもおかしくは無い。 なら、どうするか・・・ 強引に勝ちに行く必要は無いが、レースを捨てる気は無い。 いつもより少し前めのポジションを取って、重い部分をカバーするのも手だ。 故に松中は丁度空いた内枠の馬群の中にディザイアを入れつつ順位を上げる。 馬群の中が好きでは無くイライラしやすいディザイアの性格を考慮して、松中は集団から離れた追い込みをしてきた訳だった。 だが、今の少し落ち着いた気性なら、馬群の中もこなせるか試しておきたいと突っ込ませたのだ。 その予感が的中するように、ディザイアは多少イラついていたものの我慢している様子だった。 春までのディザイアならヒートアップしていたかもしれないが、これが成長なのだろう。 そのまま中団の位置を維持して3コーナーに向かう。 無論、この位置だと囲まれて出れない可能性もあるが、馬群の中で勝負できれば牡馬とも対等に戦えると考えた上での選択だった。
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