駆ける馬
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No.1827
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しかし、速いペースの中で追走しながら脚を溜めるのは真反対の行為だ。 だが、今回はオグリキャップに乗るのは悠である。 先行する事でロスの無いコースを取れる上に、効果的に手前替えを行いスタミナを極力温存させている。 それだけでなく、彼が澪から学んだ術・・・ 当たり柔らかく馬をリラックスさせる。 精神的にも肉体的にも後半に余力を残すように組み立てていく。 言葉で言えば簡単だが、それを出来るのが彼が天才所以である。 大欅を過ぎて逃げ馬にスッと並びかける。 ロスなく内側のいい所を走りながら、外の更に良い所に馬を出してゆっくりと並んでいく。 先導ごくろうさんとばかりに微笑む悠だったが、まだ抜け出しはしない。 そのまま直線に向かいつつ、後ろが近付いてくるのも感じていた。 先行泣かせの長い直線。 だが、直線入ってすぐに悠は鞭を出す。 「さあ行こう、怪物くん」 彼の言葉を理解したように、悠の鞭でグンと沈み込んでターフを低く跳ぶ。 先行していたとは思えない程の加速で一気にトップスピードに入った。
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