駆ける馬
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No.1822
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何より、若き天才と怪物の初コンビと言うのが大きな話題となっていたのだ。 結局、悠はオグリキャップが何を考えているかよく分からなかった。 レースが近づいてきても彼のルーティンは全く変わらず、飼い葉桶に顔を突っ込んだら誰が何を言おうと顔を上げない。 澪が言った通り食べる事しか興味無いようだった。 だが、澪がそんかオグリキャップの所に娘を抱きながら現れると、食べるのを止めて飼い葉桶から顔を上げた。 その鼻面を撫でながら澪は悠に笑いかけた。 「調子いいから勝てるよ、オグリくんは」 そんな彼女の言葉が思い出される。 パドックで周回するオグリキャップは2人曳きで力強く歩く。 普段のボサッとした所は消え、彼の知ってる戦う姿になっていた。 敵として見たオグリキャップはよく分かっている。 そして澪と南の乗り方の違いも分かっていた。 恐らくだが、3歳の時に南、4歳の時に澪が乗っていれば成績が全く違っていただろう。 強靭な精神力で凄まじい粘り腰を見せるオグリキャップのスタイルは南が作り上げたものだが、それは一旦エンジンがかかると気を抜くのが下手なオグリキャップにとって諸刃の剣だった。
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