駆ける馬
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No.1782
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一方の柴原も必死の形相で追う。 追う事に関しては日本屈指の腕前かつ、彼もイナリワンの底力を信じている。 だが・・・ スタミナも瞬発力も同等。 そうなれば後は位置取りが命運を分ける。 位置取り・・・つまり駆け引きの部分で隙を見せなかった悠とクリークに付け入る隙は無かったのだ。 クリークが先頭でゴール板を駆け抜け、イナリワンが続く。 最強ステイヤーの称号と共に、天皇賞秋春連覇の偉業も成し遂げたのだ。 「やられたなぁ」 呟く柴原。 ほんの少し早く動けば追いついていたかもしれない。 いや、イナリワンを信じた結果この仕掛けだ。 悔しさはあるが悔いる事では無い。 それ以上にベテラン勢に駆け引きで勝ちきった舘悠と言う若者・・・ 21歳であんな騎乗するとは、末恐ろしいと言う表現だけでは足りないだろう。 そして彼だけでなく、関西には産休中の澪も含め松中や熊崎、岸田と言ったG1を賑わすような若手も育ってきている。 これに自分の甥の善仁や横平が成長して競い合うなら、自分達もうかうかしてられないだろう。
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