駆ける馬
-削除/修正-
処理を選択してください
No.1780
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
これこそが柴原の描いたレースプラン。 この日のイナリワンは完璧な折り合いでここまで来ていた。 もうこれ以上に理想的な展開は無かった。 ただ・・・ 柴原も含め悠以外の全員に誤解があった。 秋の天皇賞と大阪杯の中距離G1を2勝したスーパークリークは、一般的に強力な先行力を持ったスピード馬の印象を持たれがちになっている。 それはクリークの魅力の1つだが、そればかりではない。 クリークには長距離G1、菊花賞を制したスタミナがあり・・・ 何よりその菊花賞は差し切り勝ちしているのだ。 イメージや固定概念は恐ろしいもので、スーパークリークは先行力の反面、瞬発力に乏しいと思われがちだ。 だが、その雰囲気こそが逆に悠の武器だったのだ。 京都の長い直線の瞬発力勝負。 馬群から抜け出すスーパークリーク。 イナリワンも追いかけるが、2頭の加速力はほぼ同じだった。 瞬発力が同じなら、勝負を分けるのは直線での位置取り。 先んじて抜け出し、馬場の良い位置を走るクリークにアドバンテージがあった。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
スポーツ
>
駆ける馬
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説