駆ける馬
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No.1774
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これは想定通り。 良いスタートを切れたと自画自賛してもいいぐらいだ。 クリークも気分良く走っているし、こちらに素直に従っている。 長丁場のレースになるが、ペースも良くこれなら勝てると思いながら一周目のスタンド前に入る。 そのスタンド前。 後方からの競馬となったイナリワンは不気味なぐらい落ち着き払っていた。 これには柴原もニヤつく。 普段は制御できないぐらいの暴れん坊が、こと大舞台となると別の馬のように落ち着き払う。 これがイナリワンが怪物と呼べる所以であり、柴原も惚れ込んだ馬だ。 大歓声のスタンドにも動揺する事無く、ひたすら落ち着いている。 「じゃあ、勝たねえとな」 そう語りかけると、イナリワンが分かっているさ相棒と返してきている気がしていた。 恐らく前を走るクリークがレースをコントロールするだろう。 だが、昨年末の有馬記念のようにイナリワンなら捉まえられる確信が柴原にはあった。
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