駆ける馬
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No.1725
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ゴールを駆け抜けたクロエが拳を突き上げる。 これまで中々大レースに勝てずにいた鬱憤を晴らすような見事な差し切り勝ちだった。 それが異国であっても嬉しさは何も変わらない。 隣に追いついてきたエイミーがクロエに向かって手を伸ばす。 その顔は満面の笑み。 何時もクロエが勝つと喜んでくれる姉だったが、それはどこか下に見られているようで好きになれなかった。 だが今日は素直に手を伸ばせた。 姉妹でハイタッチしてのウイニングラン。 最後はブラックタイアフェアに競り負けたインディアンリッジだったがコーエンも納得の内容だった。 それだけに前を行くウィッチ姉妹のウイニングランを祝福しながら見る事ができたのだった。 ドバイワールドカップを前に、招待されたサンデーサイレンスの生産者ハンロックは感慨深げであった。 アメリカでは全く見向きされないサンデーサイレンスだったが、日本のホースマンの熱意に彼の持っている残りの権利を売る決断をしたのは数時間前であった。 吉野の熱意もそうだが、彼を仲介する祐志の熱意に負けた形だ。
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