駆ける馬
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No.1658
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「食欲が、かなり減っているな・・・」 「ええ・・・それでも他の馬より食ってますがね」 鷺谷と瀬戸内厩舎の厩務員がそんな話をする。 確かにオグリキャップは疲労で食欲を落としていた。 だが、そもそもオグリキャップは一食で普通の馬の1日分を平らげても足らないので、今は適性な馬の食事量より多い程度であった。 「難しい所だな・・・レースに出さねば体重超過、出せば疲労だものな」 「ええ・・・難しい馬でテキも毎日頭抱えてますわ」 2人で苦笑するしかない怪物の欠点。 鷺谷もローテーションに関しては地方だと普通ぐらいなのもあり気にはしていなかったが、やはり1レースの疲労度が地方とは大違いだ。 だけに難しい調整を四苦八苦しているのだろう。 故に鷺谷はむしろ瀬戸内厩舎のスタッフには同情していたぐらいだ。 「だからリフレッシュも兼ねて、北海道の牧場に明日ぐらいから戻す予定とテキが言ってましたわ」 「そうか、余程信頼できる所なんだな」 厩務員の言う通り、報告を受けたオーナー代理の祐志から涼風ファームでの放牧が提案され、瀬戸内調教師もそれに同調していた。
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