駆ける馬
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No.1650
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追走するクリークの手応えはいい。 悠は自信を深めながらレースを進めていたのだ。 一方、悠と同じく自信を持って乗っている者がいた。 イナリワン鞍上の柴原だ。 日本トップクラスの腕前を持つ柴原をして、イナリワンは厄介な猛獣だった。 小さな馬体に溢れんばかりの闘志・・・ その大き過ぎる闘志が邪魔をしてレースで無駄に消耗する。 天皇賞もジャパンカップも制御の利かない闘志のせいでイナリワンと柴原は喧嘩していたようなものだった。 だが、ここにきてようやくその喧嘩も終わったのかもしれない。 今日のイナリワンはフラストレーションを溜めながらも我慢しているのだ。 柴原と組んで初めての事だった。 「まだだぜ、まだだぜ・・・食らいつくのはまだだぜ」 柴原は言い聞かせるようにそう言うのを理解するように、イナリワンは我慢を続ける。 柴田とコンビを組んで初めて、柴原と勝とうとしているように思えた。 故に、今日こそいけると柴原も自信を深めていたのだ。
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