駆ける馬
-削除/修正-
処理を選択してください
No.1648
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
(やっぱりね・・・) 悠はオグリキャップを後ろから見ながら呟く。 彼にとってアドバンテージと言えるのが、澪から聞けるオグリキャップの情報。 特に感覚の鋭い澪の視点は悠には無いものをもたらしてくれていた。 恐らくだが、南もオグリキャップの異変に気づいているのだろう。 疲労が溜まると瞬発力が鈍る所があるオグリキャップだけに、南はかなり前で勝負をしようと考えたのだろう。 早め抜け出しから驚異の粘り腰を発揮してトップでゴールを駆け抜ける・・・ そうイメージしてるのだろう。 あのジャパンカップの狂乱ハイペースで粘った事を考えると、それはあながち間違っていない気がしていた。 だが、澪の見立てでは少し違った。 去年の有馬記念とほぼ同じ状態だったのが、前走のジャパンカップであり、昨年が長期休養になったようにオグリキャップは限界のラインを超えていると見ていた。 壊れる程ヤワな馬で無いだろうが、去年の状況から考えると瞬発力も勝負根性も期待はできない・・・ つまりまだ好調を維持しているクリークならば、後ろから行っても差し切れるだろうと考えていたのだ。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
スポーツ
>
駆ける馬
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説