駆ける馬
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No.1646
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その人気のオグリキャップ。 パドックでは落ち着き払った周回で貫禄を感じさせていた。 だが、馬を引く厩務員は若干の異変を感じていた。 本来、元気な時のオグリキャップならレース前の気合い乗りで2人引きでも持っていかれそうになるぐらいパワフルに歩くのだが、まるで厩舎の中に居るぐらい落ち着いてしまっている。 この調整期間もやや食欲は落ち気味であった。 ただ、落ちたと言えど、一食で並の馬の一日分食べていた大食漢が、並の馬より食べてはいるから不調とまでは言い切れず・・・ むしろ体重調整と言う意味では軽い運動で済ませれて疲労回復に当てれていたから、陣営もそこまで不安視してはいなかった。 当然、記者や評論家達もオグリキャップ不調と判断した者はいない。 やや疲労は溜まっているだろうと思ってはいたが、何しろ常識の通用しない怪物なのだ。 大半が本命視したのは当然とも言える。 だが、パドックでクリークに跨った悠は、オグリキャップのその雰囲気を見逃さなかった。 澪から聞いたオグリキャップの好不調の見分け方が頭にあったからだ。
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