駆ける馬
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奥原は期待の若手調教師と言われているのは樹里も耳にした事がある。 その調教師がレースのある週末に北海道に現れると言うのも驚きだった。 「週末にわざわざこんなところまで・・・」 「オーナーがここにいらっしゃると聞いたもので」 それでも驚きだ。 よほどこのモガミの子が気になっているようだ。 「今週、私の厩舎は出走馬はいませんし、丁度良い機会だったのですよ」 事務所の応接室に場所を移し、真奈の淹れるコーヒーと共に奥原と話をする。 元々健三時代から栗東を基盤としてきて美浦とは繋がりの無いのは樹里も同じだが、その事で仁藤調教師からも『美浦と付き合いを持っておいた方がいいですよ』と言われてはいる。 本来なら自分の所でと言っておかしくない仁藤の立場だけに、それは本当に老婆心なのだろう。 「どこが一番気になられたのですか?」 「こう言えば誤解されるかもしれませんが、美しさです・・・あそこまで均整の取れた美しい馬は見た事が無いんです」 そう語る奥原。 奥原は馬の美しさは実力に直結する事が多いと思っていた。
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