駆ける馬
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No.1630
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そして先行集団が遅いと見るや、先頭に立ってレースを引っ張った。 (相変わらず上手いと言うか、抜け目無いなぁ・・・) ディザイア鞍上の松中が前方を見ながら心の内で呟く。 若手有望株と言われてきた松中だが、既に年下の悠に戦歴は追い越されてしまっている。 とは言え、悠や澪と言う圧倒的な逸材を除けば、彼の実力も若手の範疇から飛び出している。 比べる相手が悪いと言えばそれまでだが、彼は比べられても追い越してやると思えるぐらいの気概はある。 悠や澪の活躍で、騎乗機会が増えた関西の若手達は勢いがある。 だが、一方で悠や澪には敵わないと最初から諦めてる者も結構居る。 甘いマスクと柔和な性格と言われる松中であるが、そんな若手の風潮が心底嫌なのだ。 悠や澪の実力を認めながらも、大舞台で彼らを破りたい・・・ 普段顔には出さないタイプだが、顔に似合わず負けず嫌いであるのだ。 そんな松中は悠が作るペースの中でディザイアを後方待機させながら脚を貯める。
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