駆ける馬
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No.1606
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そんな中、澪も馴染みの記者に声をかけられていた。 「いやいや、すっかり奥さんらしくなって・・・所でオグリの元主戦として今回のローテはどう?」 元主戦と言う言い方は何か辛いですねと冗談めかして笑いながら澪は話を続ける。 「オグリキャップにセオリーや常識はありませんよ」 その澪の言葉に記者が頭を掻く。 それはある種関係者に配慮した上での優等生的な答えにも見える。 だが、短くない付き合いで、彼女がオグリキャップをどう感じたかが詰まった答えだ。 「とは言え去年の激闘から半年休みもした・・・怪物とてサラブレッドである事に変わりないのじゃ?」 「そうですね・・・でも何かをもって生まれた馬だから怪物なのだと思います」 記者から見ても澪が自分が乗れたらと言う気持ちが全く無いとは言えない。 だが、オグリキャップに対する信頼が揺るぎないからの言葉なのだろう。 澪の話を聞きながら、記者はこれは面白い記事が書けそうだと心躍る気持ちになったのだった。
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