駆ける馬
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No.1569
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勝ったオグリキャップ、負けたイナリワンも強さを見せた。 3着のメジロアルダン鞍上の岡江は少し残念そうに撫でながら言う。 「キミも精一杯頑張ったさ」 勝負の世界は残酷だなと殆ど声に出さず呟く。 ガラスの脚も万全かつ充実期のメジロアルダン。 G1勝てるだけの素材は間違いないが、よりにもよってそれ以上の怪物が何頭も現れるのは運命の悪戯としか言いようが無かった。 岡江も長い現役生活で何度もそんな馬と遭遇してきたが、不憫に思えどそれが勝負の世界なのだ。 「だが、それでも可能性に賭けたいね」 まだここは前哨戦。 次の本番には2頭の怪物に更にもう一頭の怪物も加わってくる。 だが岡江もすんなりと負ける気は無い。 それが絶望的な戦いでもだ。 アメリカではノースウィンドが出走する。 地元サンタアニタ競馬場で行われるサンタアニタスプリント選手権ステークス。 グレードはG1であるものの、有力馬の殆どがブリーダーズカップスプリントに出走する為、そこからの脱落組が中心のレースとなる。 故に3歳短距離の総決算であるマリブステークスの前哨戦としては最適だった。
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