駆ける馬
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No.1487
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そこで澪は初めて聴いた。 野太く怒りに満ちた咆哮・・・ それが馬から発せられたとは思いもしなかった。 毎日のように馬と関わる澪ですら聴いた事が無い咆哮を馬が上げていたのである。 「これが・・・」 澪の前に居る漆黒の暴君。 澪を睨みつけるような眼は血走り、黒き瞳は世の中全てに怒りをぶつけているようだった。 何故これ程怒るのか・・・ いや、ここまで怒りと言う感情を露わにする馬なんて見た事が無かった。 「ホワイティが居ないから相当ご機嫌斜めなのよ」 クリスが言うホワイティはノースウィンドの愛称である。 天使のような人懐っこい芦毛馬は厩舎のアイドルだが、今回は帯同していない。 彼は彼で重賞で勝たせてやりたいと言う陣営の気持ちで別のレースに向けて調整中だからだ。 ただ、クリスからしてもここまでサンデーサイレンスがナーバスになるのは予想外だった。
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