駆ける馬
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No.1470
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しかし、その距離はまだ遠かったのだ。 必死で追うイージーゴアと噛みつこうと並走するサンデーサイレンス。 やがてサンデーサイレンスが噛みつこうするのを止めた。 何故なら・・・ イージーゴアより先行したからである。 デイリーは必死に追い続けている。 イージーゴアもそれに応えて速度を維持している。 だが、余りにも残酷な現実・・・ 真っ直ぐ走っていないサンデーサイレンスの方が速度で上回っていたのだ。 そのままサンデーサイレンスが先頭でゴール。 大熱狂のピムリコ。 しかしデイリーは唇を噛み締める。 ケンタッキーダービー以上の完敗だった。 残酷なまでに示された絶対的な差・・・ 良血馬に良血馬を掛け合わせた配合。 ただ良血馬を掛け合わせただけでなく、血統背景も素晴らしく、黄金の美しい馬体は均整の取れた芸術品。 それが・・・ 無名の零細血統の不恰好な馬に負ける。 競馬と言うのはそう言うものだとしても、余りに残酷な結果だった。 逆に言うとエイミーからすれば、醜いアヒルの子が白鳥になった瞬間だった。 この勝利はケンタッキーダービーより大きいかもしれない。
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