駆ける馬
-削除/修正-
処理を選択してください
No.1436
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
かかって上がっていったミヤマポピー。 イナリワンの横を通り過ぎた時、ピクリと耳が反応したものの悠がまだだよと我慢させる。 馬群の中に入れていたから我慢はギリギリできたが、外側であればヒートアップしていたかもしれない。 だが、悠のイナリワンの印象はすこぶる良くなっている。 彼が惚れ抜いたスーパークリークとここで走れなかったのは残念だったが、この馬も遜色は無い。 ここまで全く息を乱さない無尽蔵のスタミナと内面から溢れて止まらない闘志。 馬房では壁に畳を立てかけておかないと暴れて怪我をする程激しい気性はマイナスでもあるが、それを上手くレースに向かわせると凄まじい力を発揮する。 秀才タイプのクリークと比べると野生児そのもののイナリワン。 だが、それこそがイナリワン最大の魅力だった。 その暴れかねないイナリワンに折り合いをつけながら最後のコーナー、淀の坂の手前に至る。 イナリワンに息の乱れは無いが、先行するリトルウイングも万全なのは悠にも見えていた。 やはり彼の惚れた女は上手く乗っている事に頬が緩んでしまう。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
スポーツ
>
駆ける馬
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説