駆ける馬
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No.1297
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そのオグリキャップの圧倒的な豪脚をスタンドで見ていた男がいた。 彼の名は大崎巨山。 人気テレビ司会者であり、12AMやクイズジョッキー等の大人気番組の司会で一世風靡しているだけでなく、馬主でもあり競馬にも造詣が深い人物だ。 彼の競馬の造詣の深さを示す言葉が『府中の千八展開要らず』と言う言葉で、それは競馬ファンの中で定説になりつつある。 その競馬歴の長い巨山ですらオグリキャップの豪脚に度肝を抜かれていた。 彼が評した府中の千八で行われた毎日王冠で、破天荒な勝ち方をした馬を目にしたからだ。 「毎日王冠で古馬の一線級を相手に、スローペースを後方から大外廻って、一気に差し切るなどという芸当は、今まで見たことがない」 記憶に無い・・・ 確かに誰の記憶にも無いレースだった。 「どうやらオグリキャップは本当のホンモノの怪物らしい」 巨山は楽しそうに周囲にそう漏らしてスタンドを後にする。 天皇賞が楽しみだと付け加えて。 勝ったオグリキャップを迎えた瀬戸内調教師はニコニコだった。
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