駆ける馬
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No.1290
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それにオグリキャップは追従しない。 このスローペースで普通なら少しでも前に行かないと勝機は薄くなるものだが、澪はじっと我慢する。 その澪の脳裏にあるのは、タマモクロスの強烈なまでの豪脚。 あの脚ならこのスローペースでも充分差し切れるだろう。 なら、オグリキャップはどうか。 それを試す為に澪は動かなかったのだ。 もし、この状況で勝てなければ、そもそもタマモクロスと勝負にならない。 だからこそ、この展開で勝てる力があるのかを見極めたいのだ。 オグリキャップの前を走るシリウスシンボリを見てレースはしていない。 後ろにタマモクロスが控えていると仮定してレースをしていたのだ。 故に澪は直線まで動く事は無かった。 そしてオグリキャップも澪の意思を汲んだように、静かに折り合いながらその時を待っていたのだ。
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