駆ける馬
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No.1241
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迫られたのが若干不満だったが、これは追い上げてきたウィンドサッシュを褒めるしか無い。 だがそれ以上に若き横平を褒めるべきだろう。 ダイナアクトレスと共に動いていれば、ニッポーテイオーが完封できたレースだった。 あそこで仕掛けを我慢できたのは横平の成長なのだろう。 「厄介な事だ」 誰と無くそう言う郷家の口は少し緩んでいたのだった。 スタンドの馬主席。 出走馬が居ないのに観戦していた祐志が満面の笑みだった。 樹里の馬が健闘したからでは無い。 「NHKマイルより今日のタイムの方が遅い」 彼の言葉で魂胆を理解する樹里。 少し呆れたような目で祐志を見る。 恐らくスポーツ新聞辺りを使って煽るんだろう。 ニッポーテイオーにオグリキャップはタイムで勝っていると。 「でも宝塚記念は出ないんでしょ?」 「ああ少し疲労が見えると言う話だからな」 ならば煽らなくてもいいだろうに、樹里から見ると必要以上に感じていた。 だが、この煽りが中央競馬を動かして制度改正もあり得るかもしれないまでになってきているのも事実だ。
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