アイドルジョッキーの歩む道は
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No.121
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紗英と共に碧も固まる。 例年売るのに苦労した碧の実家だが、今年はRKマネジメントと言う会社が全部買い取ってくれたと母から喜びの電話が来ていた。 まさかそれが・・・ 「・・・話は聞くわ・・・一体何がしたいの?」 「姉ちゃん、相変わらずキツいなあ・・・馬主になって姉ちゃん助けたいだけだよー」 紗英のキツい表情は変わらない。 そして龍也の軽薄そうなにやつき顔も変わらなかった。 「あの・・・実家の牧場の馬を買って頂いて・・・しかも黒崎厩舎を選んで頂いて有り難うございます・・・」 そう頭を下げた碧を面白そうに見る龍也。 紗英は完全に眉を吊り上げていた。 「ああ、君が北川碧ちゃんね!・・・オレの買った馬が碧ちゃんの実家なんて偶然だよねー」 わざとなのがありありと分かる口調だ。 紗英は怒りを隠そうとせず立ち上がる。 「碧に何かしたら許さないからっ!!」 「せっ、先生っ!!」 紗英と龍也には因縁があれど、そして龍也の魂胆がなんであろうと、碧からすれば実家を助けられた思いはある。 不信感はたしかにあるが、助けて貰った相手に怒る不条理は碧にはできない。
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