駆ける馬
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No.119
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ただ幸いだったのは、そんな雰囲気は澪とシロノライデンに限った話では無い。 他の陣営もどこか普段とは違う雰囲気があった。 前年度に三冠馬が誕生した京都も雰囲気は異様だったと仁藤も覚えていた。 だが、その感覚は幾度となく二冠馬が誕生した年の雰囲気と変わらぬ感じではあった。 今回は何処となく違う・・・ シンボリルドルフと言う圧倒的存在感は、経験豊富な仁藤ですら気遅れしてしまうぐらいだった。 実際に対する騎手のプレッシャーたるや相当なものだろう。 関係者や観客全てが一頭の馬の雰囲気に飲まれる中、競馬場にファンファーレが響き渡る。 澪は心を落ち着かせる為に何度か大きく息を吐きながらゲートへ向かう。 いつもはもっさりしたシロノライデンすら、何故か逃げ込むようにゲートに入ったのだ。 そして、ゲートが開く。 スタートダッシュのさほど良くないシロノライデンはいつも通り後方待機。 思ったよりスムーズな事に澪も少し安心する。 ゲートに入った瞬間、頭が真っ白になるぐらいだったが、ここは何だか馬に助けられた感があった。
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