駆ける馬
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No.1156
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本当にこれは言える訳が無い。 ため息混じりの澪であったが、実の所嫌では無い気持ちの方が強かったのだ。 そして年が明ける。 好景気真っ只中の日本。 競馬界も例外ではなく、馬主達の羽振りも良い。 樹里の率いる白幡グループも、今季は大幅な最高益を出すのは確実なぐらいであった。 樹里の場合は個人としては質素ではないものの、贅沢と言う程は使わないのだが、その分を馬に回している。 最初は父の死と共に馬主業も辞めようと思っていたのだったが、気がつけば父親以上にのめりこんでいるのだった。 しかも白幡グループが好調なのもあって、馬主業どころかブリーダー業にも文句を言う者もいない。 涼風ファームもかなり拡張して経費が以前よりかかるのだが、それすら誤差の範囲と言える程に好調な業績なのだ。 「今年は質の良い繁殖牝馬を入手したいな」 年が明けて樹里が涼風ファームに訪れるとエリックがそんな話をする。 やや疲れ気味の様子のエリックだが、連日サクラスターオーの看病に奔走していたからだ。 そのスターオーの様子は、まだ予断を許さないぐらい厳しい。
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