駆ける馬
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No.113
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だが、誤算があった。 先頭集団から中団にかけてもコーナーでばらけて、シロノライデンは想定以上の大外を回されたのだ。 内を突けば囲まれる事を想定して外に出した澪だったが、これは大きな読み違えと言ってよかった。 大外を回されてしまったロスで位置取りは想定より後ろ。 先頭集団はバラけつつも止まる気配は無い。 阪神の坂での叩き合い勝負をする先頭集団にシロノライデンも迫っていくが、やはりロスした分が痛い。 阪神の直線が澪には短く感じたのだ。 それでもトップスピードに乗ったシロノライデンは、先頭集団に食らいついてゴール。 ダイゼンシルバーには届かなかった気はするが、いい所まで迫った気はした。 やや長めの待ち時間。 シロノライデンが2着だった事が表示されたのは暫く経ってからだった。 立ち上がっていた仁藤が大きく息を吐いて椅子にドスっと座り込む。 不利なレースで2着は大したものと言えた。 澪の方は馬上で項垂れていた。 コーナーでの判断如何では勝てたかもしれないレースを落としたと言う気持ちしかない。
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