駆ける馬
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No.1089
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舘が追ってみた所・・・ クリークは更に内へ内へとヨレ、内ラチに激突しかけて今度は外にヨレる。 そのせいで順位をズルズルと落とし馬群に飲み込まれていく。 普通ならこれで終わりだ。 素質はあれど、こんな癖の悪さを出してしまえばレースにならない。 だが、クリークは違ったのだ。 残り僅かの所でグンと加速するクリーク。 その僅かな距離でごぼう抜き。 凄まじい脚を使って上位に食い込んできたのだ。 結果は先頭に届かずの2着。 鞍上の舘はこの結果に身震いしていた。 負けた事にではない・・・ たった百数メートル、クリークの本気の脚の凄まじさにだ。 これは只の馬では無いと、経験の薄い舘ですら思うぐらいに強烈なインパクトだった。 レースを見守っていた仁藤は苦笑気味。 あれだけ遊んで、よく2着になったものだ。 自分の調教師人生で最高の素質と思っていたが、それは間違いでないらしい。 負けてなお、それを実感したレースだったのだ。
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