アイドルジョッキーの歩む道は
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No.108
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ペンネーム
┗黒丹
本文
「タニさんにあんな形でやられるとは思わなかったわ」 「・・・本当に・・・凄い先輩です」 恐らく飄々とした何時もの感じでスタンドに手を振り、飄々とインタビューや表彰式に行くのだろう。 所属競馬場で20年以上リーディングジョッキーとなり、最多勝利記録に至っては全地方競馬騎手のベストテンに入る。 まさしくレジェンドなのだ、谷口忠弘は。 レジェンドがレジェンドのレースをして勝った。 今年は今の所、所属競馬場リーディング争いで碧がトップで谷口がそれを追う二位だが、まだこの先輩に追い付いた実感は碧には無かった。 検量に帰り馬から降りる。 紗英と里穂が出迎えるが、二人の表情は暗くない。 「おつかれ、碧・・・あの子、レースしようとしてたわね、収穫よ」 「すいません・・・勝たせてあげれませんでした」 「いいレースだったわよ碧ちゃん、利かん坊がちょっと大人になったし!」 とは言え碧の気は晴れないが、谷口を見かけ近付いて頭を下げる。 「谷口さん、おめでとうございます!」 「いやすまんね、勝ってしまって」
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