駆ける馬
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No.1072
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仁藤の性格なら、よほどの事が無い限りは一度乗せた騎手は主戦として使う。 つまり、クリークの主戦を澪ではなく悠に指名したと言う事だ。 「ありがとうございます!・・・仁藤厩舎の看板になる馬をっ!」 「大袈裟や・・・ええ子やから頼んだだけや」 これは仁藤からのご褒美なのだろう。 寛子は小躍りしたい気持ちを抑えながら自分の厩舎に帰ったのだ。 舘悠は濱松厩舎で特別な存在になりつつある。 既に澪が打ち立てた新人最高勝利記録は追い越したスーパールーキーで、あの名手の息子。 競馬界のプリンスだが、濱松厩舎でも王子様だった。 最初は『悠くん』と呼んでいた濱松厩舎の女子厩務員達からは最近は『悠様』と呼ばれ・・・ 代わる代わる悠の宿舎に行っては炊事洗濯掃除など通い妻のように世話を焼き、仕事の時もバレットやスケジュール管理までやってしまう。 彼女達だけでなく、寛子も母親のような世話焼きをしてるから、まさに濱松厩舎の王子様になっていたりする。 それでいて天空になったり怠けたりする事なく、見事な成績を残すのだから大したものなのだ。
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