駆ける馬
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No.1070
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まさかまさかの強襲にスタンドも悲鳴とも歓声ともつかぬ声があちこちで上がる。 負けた郷家も憮然と言った表情。 逆に横平は大きなガッツポーズを馬上で決める。 間違いなくニッポーテイオーに勝つならこのパターンしかない勝利。 切れ味勝負以外でこのマイルの帝王を倒す術は無かっただろう。 余りに鮮やかな勝利に舞い上がる横平は、インタビューでも浮かれ、後で奥原と父親に大目玉食らったのは余談である。 週が開けて暫く。 昼下がりの栗東の仁藤厩舎に寛子が訪れていた。 調教師になった寛子だが、仁藤とは師弟である。 こうやって来るのは珍しい話では無い。 「先生・・・うちの悠を調教に使って頂きありがとうございます」 これも珍しい事ではないが、厩舎所属の騎手が他の厩舎の調教の手伝いをする事がある。 特に仁藤と寛子が師弟関係だからあり得る話だが、こうやって毎度毎度調教師自らお礼に来るのは中々無い。 そんな寛子をニヤニヤ見る仁藤。 「ほんま、濱松先生も調教師らしくなりはったわ」 笑う仁藤に顔を赤くする寛子。
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