駆ける馬
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No.1060
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この辺りは何か来るとは想定していた。 故に澪は勝負をかける。 ユウミロクに煽られて掛かったようにプチソレイユを加速させたのだ。 ユウミロクと共に後続との差が開く。 これも想定通りでマックスビューティは動かなかった。 天才田沢と言う人間は澪には理解不能だが、理解できる部分も少なからずある。 レース前のちょっとした態度から、マックスビューティの三冠目を落としたショックを感じていた。 故に天才と言えど、判断が慎重になるのではと言う想定をしがちだが、逆に天才故に思い切って勝負してくるパターンもある。 それを知る為にここは仕掛けてみた澪だったが、田沢はどうやら慎重な戦術を選んだようで追走してこなかったのだ。 これが名馬に乗るプレッシャーなのか・・・ 無論、厩舎サイドで田沢に慎重を促してる部分もあるのかもしれないが、澪は田沢のレース前の態度から迷いを読み取っていた。 これは、澪が勝負師としての嗅覚がトップレベルになってきたから読み取れたとも言え、若くしてリーディングトップは伊達では無い所だった。
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