駆ける馬
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No.1048
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以前も地方からステートジャガーを買い取って成功させるなど、祐志の相馬眼は中々のものだった。 ただ彼女の前に居る芦毛馬は馬体もさほど映えなく、穏やか過ぎて良いかどうか分からない。 聞けば既に10戦をこなし、8勝。 笠松の2歳馬では敵無しらしい。 「よくオーナーさんが売ってくれたわね・・・」 「今年一杯は笠松で走らせる条件でだがな・・・ただ・・・」 そう言いかけて祐志はニヤリと笑う。 「来年はコイツ・・・オグリキャップに競馬界が震撼するぜ」 「うちのクリーク同様、そうなるといいわね」 余りの大言壮語に笑ってしまう樹里。 だが、樹里もスーパークリークには期待しているから気持ちは分かる。 エリック達の評価だけでなく、生産牧場からの期待、直接見た雰囲気からも、これまでに無い凄さを感じていた。 デビューは12月頃になりそうだが、樹里も来年のクラシックを期待していた。 だが期待しつつもこの時は、祐志の大言壮語が現実となるなど思いもしなかったのだ。
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