駆ける馬
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No.1038
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大歓声を聞きながら唇を噛む澪。 その前を駆け抜けたサクラスターオーの馬体・・・ 鬼気迫るとはこの事だろう。 あのシンボリルドルフの菊花賞で受けた衝撃とはまた違った、身震いするような恐怖感をそれに感じてしまったのだ。 レースを見ていた仁藤はまた違った感想だった。 彼もベテランで、特に長距離全盛期に競馬人生の大半を送ってきていた。 その彼から見て、リトルウイングは大健闘だったし、古馬の大目標である天皇賞春でも戦える内容に見えていた。 まあ、勝った馬が強かった。 そして、それは競馬ではよくある事だった。 「すいません・・・」 「まあ、頑張ったやないか、お疲れさん」 澪に対してそう怒らない仁藤であるが、今回も特に怒る事は無かった。 恐らく今レースを思い返しても勝てるイメージは全く無かっただろう。 それだけサクラスターオーが強かったと言う事だ。 「しかし、運の無い子や」 これでリトルウイングはクラシックを全てを2着。 ある意味強さは見せたが、それ以上に運の無い事に仁藤も苦笑するしか無かったのだ。
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