駆ける馬
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No.1034
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長距離戦であるからじっくりと行く作戦だ。 特にステイヤーとは言い難い血統だけに、道中のロスは極力避けたかった。 故に正面スタンド前では、馬群の内側に入れる。 G1独特の大歓声にヒートアップする馬も多く、長距離戦ではそれが命取りになりかねない。 リトルウイングも元々過敏な馬だけに、ここでヒートアップするとレースが終わってしまう。 そんな澪の心配を他所に、リトルウイングは大歓声にピクリと耳は動かしたものの、ペースを乱す事無くスタンド前を走る。 いやほんと成長したよねと澪もこれには安心するぐらいであった。 若干ざわつく馬もいたものの、長距離戦らしく淡々とレースは進み1コーナーに入る。 ペースは若干スローではあるが、許容範囲内。 京都競馬場はその構造上、3コーナーと4コーナーで仕掛けにくいので、バックストレッチでの位置取りが割と重要になってくる。 特に経験の薄い騎手は、その辺りをおろそかにしてベテランにやられるケースが多いのだが、レオテンザンの舘はキャリア十年はありそうな絶妙な位置取りで逃げ馬を追走していた。
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