普段は男の子の恰好をしているけど、着替える必要が無い日は女児の下着……休日もユニセックスにしている。これは正さんが買ってくれた。
「楓ちゃん、本校は女学園だが、来年度から共学化される」
「うん、地元の中学校及び越だったもん。僕が女子制服着たいといったら……」
確かにそうだろう、正は分かる気がする。だから推薦入試の話を持ち掛けた、形式上の……三桁は見込めない事は分かっていた。だからっと言ってあまりにも問題児を受け入れるのも避けたい訳で性同一障害の楓がマシに見える訳だ。救いなのは本当に可愛いのだ、これが男の子と思えるほどに……。
「今日も……」
楓はスッと自分の唇を正の唇に合わせる、屈んでいた正はそれを受け入れた。
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