シャイン王とヴェルヌインだけが交わす深刻な会話を、女弟子達は黙って見守っていた。
「しかしながら、母親似の男など世にいくらでもおりますぞ。根拠として弱いのではありませぬか」
「プリシラ。それにジュネ。彼女はおそらくわが娘ではあるまいよ…」
諫めるヴェルヌインであったが、シャイン王は屈辱的な断定を絞り出す。
声こそ上がらないが魔術師たちは明らかに驚く空気を発していた。
「余にはあの娘達に覚えが無いのだ。あの頃、ファーミルとの戦争に忙しく、エクスリアと肌を交わしておれなんだ」
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