「ヨウイチ様…」
しおらしく謝る洋一にシャーラは胸がキュンと疼くのを感じた。
この少年は自分の事を大切に想ってくれている…。
それは純粋な好意だった。
生まれる前から結ばれる事を定められ、それを幼い頃から言い聞かされて育って来た婚約者としてではなく…一人の男として洋一に好感を抱いた。
「(…この人で、良かった…)ヨウイチ様…」
「え…?」
シャーラは両手両足を洋一の身体に絡ませて言った。
「もっと…もっと愛し合いましょう…私、たくさん愛し合いたいです…あなたと…」
「シャーラ…」
洋一もシャーラの上に覆い被さるように彼女を抱き締め、二人は唇を重ねた。
やがて、どちらからともなく腰を振り始める…。
「「ちゅ…ちゅう…ちゅっ…ちゅぱっ…」」
グチュッ…ブチュッ…ズチュッ…
パンッ…パンッ…パンッ…
部屋の中に響くのは、唇を吸い合う音、チ○ポが抜き差しされる音、そして肉と肉が打ち合わさる音だけだ。
今度は快感を貪るだけの激しい交わりではない、お互いをいたわり合う優しい交わりだった。
↑に続く文章を投稿して下さい
©2002-2024 PIPI's World 『投稿小説』 All Rights Reseved. | 投 稿 小 説 |