先祖がえり
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No.986
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「・・・はい、コタちゃん。 加奈ちゃん、なんだかいつもより食いつきが違うんだけど・・・」 「あの・・・それは・・・」 加奈が上手く言えずにいると 「・・・んっく。これ、ママが作ったの?」 早くもお皿の上のいなり寿司を全て食べ終わった狐太郎が明美に話しかける。 「分かるの?こーちゃん。」 「うん!懐かしくて、僕の一番好きな味・・・」 狐太郎はそう言うと幸せを噛みしめているのか「ふゆ〜・・・♪」と満足した様子で一息つく。 「あ、明美さんが?」 留美は先ほどの会話を聞いてどういうことか理解したようだ。 「ええ。何とか昔作ってあげた味に近づけたんだけど・・・上手くいったみたいね。」 明美は嬉しそうに微笑みながら、狐太郎の頭を撫でてやる。 「・・・私、この子がこんなに美味しそうにしてるところ初めて見ました。」 「あら、嬉しい。 こーちゃん?もうお腹いっぱい?」 留美の発言にも笑顔で返し、明美は狐太郎の世話をする。 「・・・まだいなり寿司ある?」 どうやら夕食はもう少し続きそうだ。
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