先祖がえり
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No.963
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そう言うと留美に近づいて 「はい・・・ごめんね、留美ちゃん。力になれなくて。私・・・帰るわ。この子のことよろしくね?」 狐太郎を預け、出て行こうとする。 「・・・帰る?」 どこにだろうか・・・留美は気になって聞き返していた。 「ええ。あの人のところに。その後は・・・わからないわ。」 「・・・また、来るんですか?」 「・・・あなたはそうは思ってないでしょ?大丈夫。この子のためならなんだってするわ。例えそれが、『二度と会わない』ってことであってもね。」 「・・・・・・」 「どうやら、あなたも私の事よく思ってないみたいだし。大体そうよね。今更どの面下げてって感じよね。それに、今この子の母親ぶってもこの子が困るだけよね。」 「・・・それはっ」 留美は明美の言葉に返事をしようとしたが 「さぁ、私そろそろ行くわ。留美ちゃん、最後のお願いよ。どうかこの子を守ってちょうだい。」 そう言って狐太郎をさしだそうとする明美。 留美は複雑な表情を浮かべたが、ゆっくりと腕を伸ばしてくる。
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