彼女は今直ぐにも陣の子供を宿したい、そしてこの様体は危ない事は承知している。貞操帯が無ければ衛の肉棒すら咥え込む性欲……それがメイの体だ。
「私は陣と家族になりたいのです」
「……成績は優秀だ」
「それは……陣の妻としての最低限の事です」
口元が緩み陣はキスをして舌を絡めた、メイは本当に激しく求めて来るのも分かる気がした。コンドームをすると嫌がるのも子供を宿す為だ。彼女には帰る実家や親が存在せずに強いて存在するとしたらあの孤児院、恐らく彼女は“孤児”を産み出す道具だ、これは彼女を引き取った際の調査で把握しているしメイも分かっている。例の孤児院とそれを運営する医療法人にも一定の商取引があるのでメイを連れ戻す事は無い……っもっとも今や安易に乳児を使って既成事実で家庭を奪おうとする女らが増えている、たいていは失敗に終わるとは知らずに……。陣としてもこの様な動きは好ましくない。
↑に続く文章を投稿して下さい
©2002-2024 PIPI's World 『投稿小説』 All Rights Reseved. | 投 稿 小 説 |