しかし、森は深く、黒闇の魔導師の元へはあと何日も歩くことになりそうです。
やがて日も暮れて、マルスは夜営の準備をしました。
携帯していたテントを張り、魔物除けの魔法結界を地面に構築します。
「移動中もこれが使えれば」
魔法は得意ではないマルスですが、魔法道具による結界なので彼一人でも使えます。でも地面に魔法陣を描く必要がある物なので、移動しながらでは使えないのが難点です。
一言嘆きつつも、結界を構築して、明かりと夜の冷え対策に火を焚き、携行食の干し肉を食べていました。
↑に続く文章を投稿して下さい
©2002-2024 PIPI's World 『投稿小説』 All Rights Reseved. | 投 稿 小 説 |