「えっと……間違えてたらごめんなさい。あなたが待ち合わせの約束をしている……」
「あっ、もしかして峰不二子さんですか?はい、私があなたをパーティーに連れて行くようにアキから頼まれたユキヨです。よろしくお願いしますね」
不二子が声をかけた女性は待ち合わせを約束していた女性だった。不二子はその女性の姿を見て、不思議に思っていた。不二子ほどとは言わないが、なかなかのスタイルの持ち主で、男性ならすぐにでも寄ってきそうで、男に困らないんじゃないかと思わせる立ち振る舞いをしていたからである。
「突然に無理を言ってごめんなさいね。パーティーは完全紹介制というのを耳にして困っていたから助かったわ」
「いえいえ……大丈夫ですよ。それに人が増えた方が男性も盛り上がるだろうしね。それじゃ、行きましょうか?」
「ええ……」
不二子はユキヨに誘導されながら、パーティー会場であるホストクラブに向かっていた。
↑に続く文章を投稿して下さい
©2002-2024 PIPI's World 『投稿小説』 All Rights Reseved. | 投 稿 小 説 |